二尊院
京都嵯峨野の二尊院。
2年ほど前に祇王寺に行った際に前を通ったのですが、その時は祇王寺閉門間近だったため急いでいて前を素通りだったのでいつか行きたいと思っていた場所のひとつでした。
嵐山から竹林の辺りは外国人観光客の団体でいっぱいで、日本語が殆ど聞かれない程の混雑ぶりですが、ここまで来ると比較的人も少なめで静かです。
総門を抜けてすぐ、紅葉の馬場と呼ばれる参道。
人が少なめとはいえ、次から次へと参拝者が来られるので、人のいないタイミングを待つのはなかなか難しかったです。
二尊院 本堂
本堂にはそっくりな二尊の如来様がいらっしゃいます。
二尊院での目的はこの釈迦如来・阿弥陀如来立像にお目にかかること。
見たところ写真撮影禁止とは書かれていませんでしたが、やはり堂内の仏様を撮影するのは遠慮させていただきました。
本堂側から勅使門(唐門)
紅葉が一部ですがほんの少し赤く色づいてきていました。
境内を歩いていると案内矢印があって、俳優の田村高廣さんと阪東妻三郎さんのお墓がありました。年代的にお父様の方は存じ上げませんが、田村高廣さんが京都でお眠りになっていたとは知りませんでした。
新選組屯所跡 八木邸~壬生寺
ずっと行きたかった新選組壬生屯所旧跡 八木邸。
新選組局長であった芹沢鴨が近藤一派に粛清された場所です。
現在八木家は和菓子屋を営まれていて、右手にある鶴屋さんで見学料を支払い、見学後に店内にてお抹茶と屯所餅をいただきます。
その前にまずは邸内の見学。ガイドの方が交代で説明してくださいます。
私が入った時にはガイド途中で、
「今途中ですが説明を聞かれて満足されればそのまま出られてもいいし、次をまた最初から聞かれてもいいですよ」
と仰っていただけたので、遠慮なく途中からともう一回丸々聞かせていただきました。
1回毎にガイドの方が変わられて、説明の仕方も微妙に違います。
私が最初に聞いたガイドさんの方は新選組を恐らくよく知らない方が聞いても分かりやすく、後から聞いたガイドさんの方は新選組ファンを対象としているように思えました。
浪士組から約5年ほどの流れを説明される中で、ガイドさんによって説明資料などが違ったり話題構成が違うのは分かるのですが、芹沢鴨の暗殺事件の話は、細かい部分ではありますが「アレレ?なんだかさっきと話が違うぞ?」みたいなのがところどころあってそこはちょっと気になりました。
芹沢鴨暗殺事件の際につけられたという有名な刀傷も話の後にしっかり見れました!あと芹沢鴨が転んだという机も。
大河ドラマ『新選組!』を思い出さずにはいられない~。
楽しいぃぃぃー!
八木家のすぐ近くに、同じく新選組旧屯所 前川邸。
山南敬助が切腹されたところだー。
門を入ってすぐの玄関で週末に新選組グッズを販売されているのみで、他は公開されていないようです。
旧屯所近くに新選組隊士が訓練所として使っていたという壬生寺にも寄ってみました。
資料館に入って年表を見たら、「新選組が境内で大砲の訓練して迷惑」的なことが書かれていて、実際お寺としてはそうだよなぁとしみじみ。
新選組を扱った作品は数々あれど、やはり大河ドラマの影響って大きいなー。
八木邸のガイドさんも少しだけでしたが『新選組!』について触れてくださって面白かったです。
仁和寺(特別公開 観音堂、金堂・経蔵)
京の夏の旅の特別企画で特別公開中の仁和寺に行ってきました。
今回の特別公開は観音堂(重文)、金堂(国宝)、経蔵(重文)です。
仁王門は工事中で全体が覆われ、僅かに隙間から仁王像のお顔が覗けるようになっていました。
御殿の宸殿も工事中で一部足場が組まれ覆われていましたが、御庭が眺められるよう仮の通路が作られています。
御殿の庭(仮通路より)
御殿内は写真OKで、この時は宸殿にて「立原位貫 木版画展」の展示があり、有名な浮世絵の複製や現代の歌舞伎俳優の版画絵など沢山展示されておりました。
浮世絵好きなのでこれも楽しや。
手前の木には「令和」の文字が刻まれています。ハテ?木は古そうですが、古い木材に最近文字が彫られたのでしょうか。
今回特別公開中の観音堂は平成の大修復を終え、内部初公開とのこと。
そして次はいつ公開されるか分からないそうです。
拝観料は観音堂だけで1000円と高いけど(御殿、金堂・経蔵と別料金)行かねば!
真言宗御室派総本山 仁和寺は、第58代光孝天皇が退位され法皇となられ着工、そのご崩御後に御遺志を継がれた第59代宇多天皇が完成された門跡寺院(皇族や公家の方々が寺主となられた寺)で、元号「仁和」がそのまま寺号とされた。
応仁の乱にて多くが焼失し、約180年もの間衰退していたものを徳川家光の時代に再建。
観音堂は今まで公開されず、373年前の障壁画は色彩を鮮やかに残したまま今回の初公開に至る。
観音堂内部にて大体こんな内容の解説をしていただきました。
やっぱりガイドの方がおられると分かりやすくていいなぁ。
中央に千手観音像、脇侍に不動明王、降三世明王
両脇に二十八部衆、前方左右に風神・雷神像
二十八部衆の二列目の中に「沙迦羅(さから)龍王」様もいらっしゃる。
後列に天使のような羽がある像がおられると思ったら、迦楼羅(かるら)像でした。
壁には障壁画「三十三応現身図」「六道図」
六道とはあの世へ向かう六つの道、救済のために三十三のお姿に変化されるという観音様が描かれています。
ガイドの方が言われていたとおり、古い壁画ながら色彩がわりと綺麗で、赤や金色も鮮やかに残っていました。
金堂(国宝)
ここは確か年に何度か特別公開時期があったかと思います。
堂内には阿弥陀三尊像。
経蔵(重文)
その名のとおりお経が収められている蔵なわけですが、内部中央に八角形のデカイ輪蔵(回転式書架)があり、その輪蔵には小さな引き出しがたくさん。
それぞれの引き出しにはそれぞれ異なる漢字(識別番号のようなもの)が書かれています。
大量の経典を読むのは大変なので、この輪蔵を一回転させることでお経を一回読んだのと同じ功徳を得られるとしたのだそうです。
と、これもガイドさんが教えてくれました。
どなたかが「回せるのか」と尋ねていましたが、今は回せないと断られていました。
五重塔(重文)正面から
今回の京都行きの目的メインであった仁和寺。
数年前に来た時は同じく暑い季節で何も特別公開モノがなく、暑かったこと以外はあまり印象に残りませんでしたが、今回はなかなか内容の濃い拝観で見応えがありました。
次は仁王門他の修復が全て終えた頃に訪れたいです。
東映太秦映画村
古い町並みが撮りたくなり、京都東映太秦映画村に行ってきました。
前回訪れたのはもうかなり前。諸々記憶を辿って以前と違う箇所が気になったため、家に帰ってから写真を探して調べてみたら、前回訪問2006年11月下旬、約13年ぶりでした。
本当に久々です。
手前が「め組」(江戸時代の消防団、火消し)、その隣のエンジ色の暖簾の建物は新選組で有名な「池田屋」。
池田屋の裏側は材木屋の暖簾がかかっていたりと、撮影用セットらしく入口によって商売が変わる仕様です。
め組 正面から。見覚えのある火消し棒と暖簾があります。
新選組屯所
撮影角度が悪くて新選組の「誠」の旗が隠れてしまいました。
前に来た時には板に墨で書かれた「局中法度書」が掛けられていましたが無くなっていました。
新選組といえば、前に来た時には近藤勇の実家の道場「試衛館」があったのを記憶していますが、見当たりませんでした。無くなった?
池から何分か置きにミストを吐きながら現れる恐竜らしき物体。
ここも前には小さい木船があったり、脇に荷車があったり、米俵があったり、もうちょっと時代劇っぽい雰囲気だったような。
恐竜池の傍には「寺田屋」?
えっ、前に来た時はここの場所じゃなかったよ?寺田屋さん。二階の窓のところ雰囲気もなんか違うし。これって暖簾をかける建物を変えただけでは。
銭湯
暖簾をくぐると、由美かおるさんを彷彿とさせる湯殿に入る女性の顔出し板が。
暖簾で商売が分かる商人の家
写真は人の少ないエリアを選んで撮っただけで別に閑散としているわけでなく、来園者は沢山いてむしろ撮れるタイミングが無くて困ったくらい。
しかし2006年に撮った写真を見返してみると、当時は大人の観光客が多かったものが、今は子供連れの家族が多いような印象でした。
今や時代劇のレギュラー放送も少なくなったし、時代の流れでいろいろと変わっていても仕方がないわけですが、時代劇のセットとして楽しみたい自分の立場としては、なんだかお子様向けテーマパークと化しているようなガッカリ感が否めませんでした。
お化け屋敷や迷路なんて前はあったかなぁ。
いつの間にか無くなってるものも沢山あって、遊郭の吉原通りがあったところは工事中。
「廓」の文字が書かれている幟は見えたので単に修復工事中なのか、解体しているのかは不明。
前に来た時には、花魁道中があったのになぁ。もうやってないのかなぁ。
TDLでミッキーを追いかけるがごとく、花魁道中を追いかけた記憶。素敵だったのになぁ。
あと一番驚いたのは、奉行所のお白砂が無くなってました。
歴代遠山の金さんを演じた俳優さんの写真が並んでいた奉行所のお白砂。
その隣にあった湯殿。
その脇にあった牢獄。
牢屋の中に罪人の生首が並んでいたのに、全部無くなっていました。
なんだか印象に残ってるものばかりが無くなっていて残念極まりない。
廓のセットとか他では見られないのに無くならないで欲しい。
時代劇でよく観た景色、観たことあるある!で盛り上がるのが太秦映画村の楽しみ方だと思うのに、時代劇が減ってしまうとそれに合わせざるを得ないのかな。
時代劇は日本の文化。衰退しないで欲しいものです。
そんなこんなで今回、思いのほか一番面白かったのが「おもしろ学習館 寺子屋」。
火打石を使わせてくれたり、千両箱の重さをクイズ形式で当てたり、火打石で火をつけた蝋燭の灯りで幽霊の影絵を見せてくれたり。
激混みだった「忍者ショーサスケ」と比べると参加者が少なかったですが、これが一番面白かったです。
「忍者ショーサスケ」はアクションが派手で見応えはあれど、登場人物の設定がツッコミどころ満載でした。穿った見方をして申し訳ないですが。
忍者w#東映太秦映画村 #京都 pic.twitter.com/hhJmA0ka6x
— Sakara✽photo (@saracablue) 2019年8月13日
笠岡ベイファームのひまわり
5月にポピーを見に行った笠岡ベイファームへ今回はひまわりを見に行ってきました。
ポピー畑の規模が大きかったので期待大。
やっぱりここ畑の規模がスゴイ。
このエリアの花はちょうど見頃。別のもっと広いエリアはまだ全部が蕾でまだまだこれからといった感じ。
ひまわり畑って、わりと小さなひまわりが大量に咲いているのが多いような印象ですが、今年のこの笠岡ベイファームのひまわりは背が高く、茎の太い花が多かったです。
自分の中の立派なひまわりのイメージに近い。
足に花粉をたくさん付けたミツバチがたくさん集まってきていました。
今年のひまわりを堪能しました。満足、満足。
折角笠岡まで来たし、しゃこ丼(?)を食べようと思ってお店に寄ったら、仕入れが無いとかでお店が閉まっていました。
この前も売り切れだったんだよねぇ。果たして食べられる日は来るのか。
今日は天気がよくて(暑くて倒れそうだったけど)ひまわりもちょうど見頃でサイコーでした。
— Sakara✽photo (@saracablue) 2019年8月4日
ここのひまわり畑すげぇー。#photography #flowers #ひまわり #向日葵 #笠岡ベイファーム pic.twitter.com/Ch4fqscZMO
南光ひまわり畑
佐用町の南光ひまわり畑に今年も行ってきました。
もう少し早くに一番広い林崎エリアの開園に合わせて行きたかったのですが、天気やタイミングの都合で行けず、去年と同じ二番目に広い東徳久エリアの開園期間にどうにか間に合いました。
と言っても翌日にはもう閉園という日で、向日葵ももうかなり頭を垂れて残念な有様に。
残念な感じにはなってるけど、この規模はやはりすごい。このエリアはひまわり約22万本とのこと。
種の重さでだんだんと頭が重くなって首を垂れてしまい、上を向いて咲いている姿は元気に見えるのに、こうなると一気に残念感が増します。
他に各国のいろんな種類の向日葵が咲いていて、そこも中には既に終わっている花もあったものの何割かはまだ綺麗に見ることが出来ました。
地元の中学生たちが種植えから参加されていて、今年も来園者に声をかけてひまわりの種類が書かれた紙や種を配っておられました。
暑い中偉いー!頑張れ若者。
そういえば、若い女の子三人連れが向日葵を見て「ヤバイ、ヤバイ」を連発していました。
まぁこれが今の時代なのでしょうが、何がヤバイのか良く分からないというか、可愛いとか綺麗とかNiceの意味で「ヤバイ」を連呼するのが私にはいまだ慣れない。
日本語の表現っていっぱいあるのに、何もかも「ヤバイ」になるのはちょっと残念な気がします。
昨日は佐用町の南光ひまわり畑へ。
— Sakara✽photo (@saracablue) July 28, 2019
一番広い林崎エリアの開園には間に合わず、東徳久エリアももう閉園間近。天気は良かったのに…
ほぼ頭を垂れて残念な感じになっていました。
それでもこの広い規模は見応えあり。#flowers #向日葵 #ひまわり #南光ひまわり畑 pic.twitter.com/vZav3wuK0H